皆さん、スノーボードを楽しんでいますか?
張り切りすぎてスピードを出しすぎたり、無茶なトリックをしてませんか?
スノーボードは楽しくても、怪我はしたくないですよね?
常に怪我のリスクがあることを忘れてはいけません。
スノーボードのスピードは傾斜や雪質、滑走者のレベルによって変わりますが、おおよそ時速10〜20kmくらいの速度が出ます。早い人だと時速30〜40kmでるとか。
そのスピードで人とぶつかったり、木などの障害物にぶつかると大怪我につながります。
他にも危険なタイミングは様々な場面であります。
朝一のアイスバーンでは、転んだ際に頭や手を怪我する可能性がかなりあります。
筆者自身も緩やかなアイスバーンでバランスを崩して手をついたときに、指の筋を切ったことがあります。
キッカーやジブなどのパークでも怪我するリスクがあります。
この記事では怪我をしたくないスノーボーダーのために、スノーボードを安全に楽しむためのポイントをわかりやすく紹介してきます。
スノーボードの怪我って?
まず最初に、スノーボードの怪我について説明します。
怪我しやすい時間は11〜12時、14〜15時と言われています。
ゲレンデの混雑状況や、斜面の状態変化、滑走者の疲労が関係しています。
11〜12時
- ゲレンデに遠くから来たグループが到着して、ゲレンデが混雑する。
- 陽の光により雪が溶けて、斜面が柔らかくなる。
- 朝から滑っているグループは疲労が溜まっている。
14〜15時
- 昼休憩から戻ってきたグループが増えるため、ゲレンデが少し混雑する。
- 一日の疲労が溜まっているため、コントロールミスや判断ミスが起きる。
怪我しやすい部位
- 肩
- 手首
- 頭部
- 膝
- 肘
スノーボードでは肩や手首、頭部、膝、肘などが怪我しやすいです。
もっと詳しく知りたい方は、全国スキー安全対策協議会が発行している「スキー場傷害報告書」を確認してください!
安全な行動をする
正しい転び方をする
スノーボードは転ぶスポーツです!
必ず転び方を覚えましょう!!
・前から転ぶときは手をつかない。ヘッドスライディングのように転びましょう。
・後ろから転ぶときは体を丸めて、お尻から転ぶ。
スノーボードスクールの初心者レッスンで転び方を教えてもらえるので、初心者のときは安全のために、レッスンを受けることもおすすめです。
スピードを出しすぎない
スノーボードはおおよそ時速10〜20kmくらいの速度が出ます。イメージとしては自転車くらいの速さです。そのスピードで人や木などにぶつかったら、ああ!大変!!!
何かあっても止まれるように、自分の実力にあったスピードを出すようにしましょう。
コース外に行かない
ゲレンデにはコースを分けるロープが張られています。このロープの中は安全に滑れることが確認されているコースになります。ロープの外は木や穴などがあり、とても危険です。コース外を滑ることは遭難や雪崩の原因になるため、滑るのはやめましょう。
実力にあったコース、パークアイテムで遊ぶ
ゲレンデには初級コースや中級コース、上級コースなど滑走者に合わせたコースが用意されています。コースの傾斜や広さ、圧雪・非圧雪といった違いがあります。初心者がいきなり上級コースに行くことは、スピードの出しすぎや障害物にぶつかるなど、怪我する原因になります。
パークには小さいジャンプ台や大きなジャンプ台、ハーフパイプ、レールなど様々なアイテムがあります。アイテムにも初級者用と上級者用があり、レベルがあっていないと大怪我する危険があります。
必ず自分の実力にあったコース、パークアイテムで遊びましょう。初級者でも少しずつ練習すれば、上級コースを滑れるようになります。焦らず練習しましょう。
疲労が溜まっているときの「ラスト1本」は特に注意する
怪我しやすい時間でもあったように、疲れが溜まっている14〜15時代は怪我しやすい時間になります。疲れが溜まっているときの「ラスト1本」は無理な滑り方をせずに、クールダウンするイメージで滑りましょう。
ゲレンデのマナーを守る
怪我の予防には、ゲレンデマナーを守ることも重要です。前を滑る人が優先、ゲレンデ中央に座り込まないといったマナーを意識しましょう。
安全な格好をする
プロテクターやヘルメットをつけましょう。
もしも転んでも、怪我する確率を減らすことができます。
ケツパッド
お尻に取り付けるパッドです。
これは必須レベルです。
転んでお尻をぶつけることがよくあります。
初心者は特におすすめです。うまく滑ることができないため、頻繁に尻餅をつくことがあると思います。そうすると、初めてのスノーボードでお尻がアザだらけになってしまい、スノーボードが嫌になるかもしれません。
ケツパッドは薄くてもいいので、必ずつけましょう。
ニーパッド
膝につけるパッドです。
これも必須レベルです。
アイスバーンで膝をぶつけると、皿が割れるくらい痛いです。
ケツパッドと一体になっていることがありますが、ついていない場合は別に用意しましょう。
ヘルメット、ビーニー
頭を守るための防具です。
日本ではヘルメットをかぶる割合がまだ低いですが、安全のためにかぶるようにしましょう。
ヘルメットを持っていない人はビーニー(ニット帽)をかぶるようにしましょう。ヘルメットほど衝撃を吸収してくれませんが、ないよりマシです。
ゴーグル
転んだとき、顔から雪に突っ込んだり、板が顔に当たることがあります。そんなときに、目を守るためにゴーグルもつけましょう。
また、ゴーグルは太陽の光を和らげたり、雪からの反射も抑えたりしてくれるため、雪面の凸凹が見やすくなり安全に滑ることができます。
ゴーグルは雪が降っているときも必要です。雪の結晶は尖っているため、目に入ると危険ですので、常にゴーグルを付けるようにしましょう。
それでも怪我をした、怪我をさせた時の対処
パトロールに連絡
自分が怪我した!相手を怪我させた!そんな事故にあったときは必ずパトロールに連絡しましょう。パトロールがいなくても、リフト乗り場やレストハウスの係員に事故を伝えれば、パトロールに連絡してもらえます。もちろん電話で大丈夫です。
パトロールに連絡する場合は事故の内容をできる限り詳しく伝えましょう。
- 事故の発生場所:コース名や近くのリフト名
- 怪我人の状態:人数、意識はあるか、どこを怪我しているか
パトロールに連絡すれば、スノーモービルで駆けつけてくれます。その場で応急処置をして、スキー場の医療室に向かいます。怪我の状態によっては、近くの病院に連れて行ってもらえます。
保険に入っておくと安心
スノーボードを行く前に、保険に入っておくと安心です。
軽い怪我ならば良いのですが、骨折などの大怪我になると治療費が多くかかります。必要によって手術が必要になる場合もあります。
筆者自身も緩やかなアイスバーンでバランスを崩して手をついたときに、指の筋を切ったことがあります。その時は全身麻酔の手術をすることになり、治療費がそこそこかかりました。不幸中の幸い、傷害保険に入っていたため、治療費の殆どが保険でカバーできました。
保険に入っておくと、怪我したとき安心だと思います。
1シーズンに何度もスノーボードに行く人は、年間通して使える傷害保険がおすすめです。回数が少ない人は、スノーボードに行くときだけ適応されるスノーボード保険、スポーツ保険がおすすめです。
まとめ
怪我をしたくないスノーボーダーのために、スノーボードを安全に楽しむためのポイントをわかりやすく紹介しました。
ポイント
- スノーボードの怪我って?
- 安全な行動をする
- 安全な格好をする
- それでも怪我をした、怪我をさせた時の対処
スノーボードを長く楽しむために、怪我には気をつけましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
ご意見、ご感想があれば、コメントを頂けるとうれしいです!!